舌切りスズメは剥製にされ保存されている

 「舌切り雀」のおとぎ話は日本人なら誰でも一度は聞いたことがあるのではないだろうか?このおとぎ話は奈良時代から説話として全国に普及していき、明治の文学者、巖谷 小波によってまとめられた。

 そのモデルとなったスズメが現在、群馬県の郷土記念館に剥製として展示されていることを知る人は少ないが、地元民の間では有名である。*記念館に行けば誰でも見ることは可能

 よく観察してみるとスズメの剥製の舌は短くなっていて実際の長さの三分の一程である。素人目にはわからないが検査をすると意図的に舌が切られているかどうか判断できるそうである。

 

・本当は怖い舌切りスズメ

 グリム童話等多くの童話がそうであるように、「舌切り雀」の話も元は怖い言い伝えであったそうだ。そもそもおばあさんが可愛いスズメの舌を切るという行為からして、現代では十分に恐ろしく、動物愛護団体や野鳥の会が黙ってはいないようなお話である。原型はどれ程のものだったか想像も出来ない。

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