暗殺・殺人の方法について考える(大統領・首相編)

要人の暗殺は歴史的に見てかなりの数が行われています。現代でそれらを行うにはどうしたらよいか考え、問題点を探ります。

*犯罪を助長したい訳ではありません、学術的考察です。

 

殺人には大きく分けて2つの関門があります

1 どのような手段で人を殺すか

2 証拠を消し、警察にいかに捕まらないか

 

どのような手段で人を殺すか

殺すだけならこれはかなり簡単に思えます。ナイフで刺すなりバットで頭を殴るなり、毒を盛れば死にます。

 

捕まらないように殺人を達成するのは難しい

殺人を成すだけならば敷居は低いですがアリバイを作ったりするのは準備が必要です。下記に詳しく記述します。

 

心の準備

実行する前にはイメージトレーニングは必須です。Xデーの日には動揺から多くのミスが予想されます。

いざ実行する直前、アナタの心は激しく乱れるでしょう。成した直後も平静でいられる人はかなり少ないはずです。

例えばナイフで人を刺すことを考えます。アナタは他人の血を日常的に見ているでしょうか?刺した時の感触はわかりますか?そうでないなら小動物などで練習を積むべきです。人を殺すなら動物が可愛そうなどと言う問題は些細な事です。

 

証拠を消し、警察にいかに捕まらないか

これが一番難しい所です。推理小説では多彩な証拠隠滅手段が記載されているので参考にするのも良いでしょう。

 

DNAに繋がるもの全てを犯行現場に落としてはいけません

これはかなり難しいです。髪の毛一本たりとも危険ということを考えると理想は丸坊主でしょうか。更にタイツを被れば変装も兼ねて準備万端でしょう。もちろん犯行の直前に被ります。

争って自分が怪我をするといったことは絶対に避けたいです。

 

人間関係に注意

多くの人は対象に恨みを持っているからこそ殺害したいと思うのでしょうがそれは危険です。人間関係は真っ先に捜査されます。保険金目的で行うにはかなりの工夫が必要です。つまり赤の他人を殺すより身内を殺す方が圧倒的にばれやすいです。(行動傾向をしっているという点で殺害自体は身内の方が簡単ですが)

 

犯行時の服装

変装をするのがベターでしょう。凶器を含め足の付きにくい方法で入手します。

 

大統領・首相暗殺

やっと本題に入れます。暗殺は現代でも行われていますが表に出ていないだけで要人はかなりの数、殺されてると見てよいでしょう。はたして一般人がそれを成すのは難しいことなのでしょうか?考えます。

 

前提

証拠隠滅は相当に難しいです。所謂SPもいますし、一般人の何倍もの捜査官が導入され徹底的に調べられることでしょう。「捕まらずにやる」というのは一般人には無理ですね。

政治家を殺すということは何らかのメッセージ性を表現したいと思う人の犯行です。完全に証拠を消してしまったらそれも伝わらないですし、一般人にとっては捕まってマスコミに取材されてこその「完成」でしょう。

 

狙い時

何らかの式典の時に殺害するのがメッセージ性が高まりますが、難易度は跳ね上がります。式典が大きければ大きいほど警備も厳重になります。

自宅にいる時が一番簡単でしょう。警備の人数も把握しやすいはずです。門に一人、家の中に一人で二人なら隙を付くのは無理ではないはずです。家の四方まで見張られている程厳重なら他の方法に切り替えた方がベターでしょう。

 

終わりに

個人的に要人暗殺ってもっと行われてても不思議じゃないと思うんですよね。一般人でも殺害は出来るのですからプロであればもっと簡単でしょう。やはり逮捕されるリスクや理性を考えると止めてしまうのだろうか?それとも殺害の難易度が私の想像するものより厳しいのだろうか?それであれば殺人未遂の逮捕者がもっといてもおかしくはないよね。何だかんだ言いつつみんな政治家に納得しているのだろう、もしくは関心がないか。

 

 

 

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暗殺・殺人の方法について考える(大統領・首相編)」への1件のフィードバック

  • 2020年3月31日 @ 1:47 AM
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    読んでいて納得したよ。それにとても興味深かった。証拠を消すのがとても難しいともわかった。

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